空・殻・核 (くうからかく)

クロノスとカイロスの狭間を転がる

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

13.惑星の公転軌道と原子核のプラトン立体モデル

前々回、前回と、太陽系の惑星について、通常の天文学的な観点からのアプローチではなく、自転周期・公転周期・会合周期といった時間的データを空間化した幾何学にも似たアプローチで、眺めてみた。こうした手法は、科学的ではないかもしれないが、惑星が私…

12.水星の少年、金星の少女

前回、直径が朔望月周期rである円(この円周の長さはπrで「水星の公転周期」)を直径2rの円(この円周の長さは2πrで「水星の1日」)に内接させながら転がしてできるサイクロイドの軌跡が、直径2r(「水星の自転周期」)であると言った。同様に、直径2rの円を…

11.太陽系の各惑星の自転・公転・会合周期、まずは水星から

地球と太陽と月のみならず、古くから太陽系の惑星たちは夜や宵や明け方の空に人間たちの目に触れ、ごく自然に絵画や小説、随筆などの中に登場し、私たちの意識に深く浸透していたりする。天動説の時代は、太陽と月も惑星の仲間であり、近代に入るまでは、惑…